WORKS 実績

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    FOREST TO CUP -Little Darling Coffee Roaster×FARMER YOU-

    食のサスティナビリティにおいて、コーヒーやチョコレートの生産地や流通が話題にでることが多い。

    日本でのコーヒー市場は伸び続ける一方で、国内生産よりも圧倒的に海外からの輸入に頼っています。一体これまで携わってきた飲食店開業の、その全店舗で取り扱ってきたコーヒーは、

    毎日2杯は飲んでいるこの豆は、

    どこでどのような生産者によって栽培・生産され、どんな人を介して輸出され、誰の手によって日本に入り、いま目の前にあるのだろうという興味と疑問がわいてきました。

    とても沢山の企業が(それも大手が)、そして個人も、あまりにも沢山の人が既に情熱をもって取り組んでいるこのコーヒー業界の生産地のこと。

    一人でも、一つでも多くの企業が興味をもってそれぞれのアプローチと解釈で生産地から遠く離れた日本に伝える(あるいは輸入し全うな価格で消費する、というだけでも本来は十分なのかもしれない)。

    目の前にあるコーヒーの、その豆がカップに辿り着くまでの背景や生産者のこと、その先に広がるストーリー

    今回の企画パートナーはトランジットのコーポレートバリスタ 赤川さん。

    こんなに信頼のおけるロースターは他にいない。

    彼のバリスタとしての豊富な知識・経験と、FARMER YOUがフォーカスしたい生産地の背景を豆にのせ、日常の中の1杯から生産地へ想いを馳せるきっかけを散りばめるべく、業務用/一般販売用の豆をつくりました。

    第一弾となる今回の豆は、東京から1万キロ。アフリカ大陸のエチオピアから。

    エチオピア国内の小規模農家の収入安定、丁寧な栽培・採取やその加工に対する労力に全うな対価を得る未来を目指し、エチオピアと日本を繋ぐコーヒービジネスに情熱を燃やすDawit Girmaさんが創業したTEMERACHI COFFEE EXPORTと、生産者とバイヤーの関係ではなく、Co-Producer(共同生産者)として現地の農家さんと一緒にコーヒーの品質向上に取り組み、産地の課題解決や資金面、販路構築のサポートを行っている京都の㈱坂ノ途中 海ノ向こうコーヒーの輸入協力により実現できました。

    2017年、エチオピアではECX(エチオピアの商品取引所)を介さない取引も可能となり、この国内の規制緩和によりレーサビリティが鮮明となり、コーヒー生産者はハイクオリティなスペシャリティコーヒーを作ることで世界市場で高い評価を直接得る事が可能になりました。

    この規制緩和の随分と前から小規模農家の収入安定や世界市場と対等な取引を実現することを牽引されてきた一人が、Girmaさん。

    実は日本で全く異業種で働いていた経験があるそうで、その時に目の当たりにしたエチオピアンコーヒーの余りの価値の低さから、創業に至ったという。

    ECXは国が自国の生産者を世界から守る為に制定したドラスティックな制度だったけれど、時代と共にいつのまにか世界から自国の生産者を取り残すものへと変貌してしまっていた

    それに気づき、制度を変え、適応し、生産者たちの生活に大きな変化をもたらしていく

    きっと色々な側面があって、制度制定にも、変更にも、ネガティブな評価はあったと思うけれど

    規制緩和によりハイクオリティな珈琲の生産を目指すことで、きちんと評価がなされるようになった

    TEMERACHI COFFEE EXPORTと海ノ向こうコーヒーが目指す未来が、世界の偉人たちとプライドをもった生産者の努力により

    日々近づいてきているのかもしれません。

    ここに至るまで生産国が辿ってきた長い道のりに敬意を払い、より良い未来を目指す生産者・エクスポーターとインポーターの想いに共感し、FARMER YOU は今回2種の豆を通して1人でも多くのコーヒーラバーに

    ふーーーっと一息するその瞬間に、1万キロ離れたエチオピアの生産者の笑顔が伝わるとよいな、と思います。

    原産国:エチオピア

    産地:Yirgacheffe Aricha

    生産者:Ashenafi & Dawit

    精製:Washed

    Forest to Cupー首都アディスアベバから更に400キロ離れた場所にあるAshenafiさんとDawitさんのアグロフォレストリーで育つワイルドなクルミ種。この土地で育ったAshenafiさんのご両親から引き継いだ森のような農園。豊かな水源に恵まれ、多種多様な植物と共に森が育ち、その森から完熟したチェリーだけを採取。そしていま、森から1杯のコーヒーとしてお届けします。

    FLAVOR NOTE:BAKED APPLE, MILK CHOCOLATE, AND ROASTED ALMONDS

    原産国:エチオピア

    産地:Shidama Bensa Karamo

    生産者:Nigusse Gemeda

    精製:Natural

    首都アディスアベバから更に370キロ離れた場所にあるNigusse Gemedaさんの農園。2020年に開催された国際的なコーヒーの品評会COEで優勝したGemedaさんの45haある農園では、有機肥料のみを使用し今回の選抜品種(74158)を栽培しています。完熟したチェリーは丁寧に手摘みされ、20日から24日間アフリカンベッドの上で天日干し。明確なバッチ管理の元、現地のエクスポーターを通して日本へ。

    FLAVOR NOTE:CASSIS, STRAWBERRY, AND BERGAMOT

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    SPIN natsumikan & berryts

    遂に、クラフトジンが完成し販売開始となりました🍊🍓 

    SPIN

    糸を紡ぐ、回る、

    時代を紡ぐ、一次産業やカルチャーの歴史を紡ぐ、循環させる、そしてもちろんお酒によって目が回る

    そんな意味を込めて、SPINとゆうシリーズにしていくつもりです

    トランジットの誇るべきコーポレートバーテンダー 水口くん渾身のこのクラフトジンは
    初夏に実施した萩の夏みかんをジュースにしたあとの皮(これもかなり大変だった!)と
    水口くんの地元 大分県が8年もの歳月をかけて既存農家や新規就農者が苺の戦国時代を走り続けられるようにと試行錯誤の末たどり着いた”ベリーツ”をメインボタニカルにして完成しました
    (他に、レモンピール、緑茶、ジュニパーベリー、メース、カルダモン)

    何度も何度も試作を重ね、惜しみなくその知見を注ぎ込み、並々ならぬ労力を割いてくださった叡醂酒造のみなさま、本当にありがとうございました

    そしてラベルの写真は渋谷スクランブル交差点
    オレンジの風船はもちろん夏みかん
    生産地の背景やそこに秘められた課題をプロダクトに込めて都市部へ投下する
    FARMER YOUのテーマをどストレートに表現してくれたのは
    バリスタとしても突き抜けつつ、表現者としても活躍する赤川くんが撮影
    どこかにいちごの赤が隠れてるカモ

    最後は最終のボトリングをして下さった鷹正宗のみなさん、こんなニッチな商品を販路に乗せオンラインまで整えて下さったニギタのみなさん

    そして

    萩の夏みかんを突然大量に搾汁し、皮を保管し、何度も何度も送付や保管を繰り返してくれた岡田商店さん
    わけもわからぬまま話を聞いて、開発経緯の開示や当時の開発者まで引っ張り出してきてくれた大分県のみなさん

    そしてもちろん、夏みかんとベリーツの生産者のみなさん

    やっと、完成し販売開始することができました。
    ありがとうございました。

    一つの農作物との出会いから始まり
    最終のプロダクトを作り上げるのにこれほどまでに沢山の方々を巻き込んだのは、初めてです。

    FARMER YOUの商品に限らず
    恐らく一般的なストアに並ぶ商品は、私がここに挙げた関係者の羅列以上に
    とてつもない数の人や企業が関わって
    棚に並んでいるのだと思います
    そしてその一人一人に、それぞれの立場での生活や想いがある

    今回のSPIN
    主となる原材料が農作物である以上
    最初の一粒の種から始まっている事を想像し
    一滴の解像度を上げていくと

    とっても楽しく酔っ払えると思います🍊🍓

    購入はこちらから🛒

    ニギタ公式WEBSHOP

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    楽天

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    Taste of New Zealand

    ニュージーランド。

    何とも魅力的な国のひとつなのですが、なぜかというとその溢れんばかりの広大で雄大な大自然を国全体で、全力で保全・保持している姿勢を至る所から感じるからです。

    もちろんほとんどの国が今や、自然を財産としてそうしていっているのですが、ニュージーランドは国や政治的観点や、個人や街レベルということに加え、企業の自然に対する姿勢がずっと前から、かなり進んでいる、という印象を受けてきました。

    だからこそ、私としてはFARMER YOUを法人化したこのタイミングで、この国にフォーカスをあてた今回の企画をローンチ出来る事が非常に楽しみでした。

    ニュージーランド貿易経済促進庁の公認企画として、9月1日から1カ月間、銀座にあるレストランOpusesにて「Taste of New Zealand」を開催します。

    環境保全先進国と言われるニュージーランドは、再生可能エネルギー率が80%超え。

    最大都市のオークランドは2018年にゼロ・ウェイスト(ゴミを出さない)を宣言していたり、そもそも30年以上も前からリユース・リデュースが国全体で浸透しているという。

    先住民族や移民など、多様な人種で歴史を重ねてきているので、マイノリティに対しても対等であるといった記事も多く目にします。37歳で大統領になった世界的にも3人目の女性大統領も記憶に新しいところです。(今は違いますが。)

    そんなニュージーランドが育んだ様々な企業渾身の”当たり前に”サスティナブルな食材を、日本の素晴らしい農作物と合わせ、美しい自然や国の魅力を料理で表現する1カ月を、銀座〈Opuses〉で開催できるのです。

    是非、ニュージーランドを感じに、訪れてみてください。

    ▼開催店舗情報

    Opuses オウパセズ
    東京都中央区銀座8-9-4
    ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 14F
    MON-SAT 7:00-10:30 / 11:30-22:00
    SUN    7:00-10:30 / 11:30-21:00

    https://www.transit-web.com/content/shops/opuses/
    https://www.instagram.com/opuses_ginza/

    ▼企画メニュー内容

    ランチのプリフィックスコースの中に、「Taste of New Zealand」のメニューが登場します。

    一緒に楽しめるワインももちろんニュージーランドを代表するワイナリーのもの。

    ランチ限定なのでお気をつけてください!!

    メニューそのものの紙には、広大な牧草地に想いを馳せてもらえるよう、牧草を50%配合した環境対応紙を使用しました。

    ほのかに、でもしっかりと牧草の香りがします。

    オーダーし終わったら、是非鼻を近づけて深呼吸してみてください。

    キングサーモンのグリエヴァンブランソース サーモンのリエット マヌカハニーのラビコットソース 季節の野菜と季節のハーブとお花を添えて

    日本の季節に合わせた旬の有機野菜や里山のハーブと合わせて、キングサーモンがしっかりとのびのびと楽しめる一皿です。ニュージーランドといえば!の、マヌカハニーとグラスフェッドチーズも絶妙にマッチしています。

    グラスフェッドクリームチーズをたっぷり使用したチーズケーキ
    マンゴーとパッションフルーツ

    濃厚で滑らかなチーズケーキと酸味が抜群のパッションフルーツ。さらにそれだけで主役級のパッションフルーツのアイスクリームが合わさって、9月からの残暑長引く今の日本の夏にぴったりです。

    ▼SPECIAL THANKS

    ニュージーランド貿易経済促進庁(New Zealand Trade and Enterprise)

    アンカーFP

    130年以上前にニュージーランドで誕生。ニュージーランド政府機関に承認を受けた独自のグラスフェッド基準を定めた、循環型の持続可能な「放牧酪農」で育った乳牛のミルクからつくられるグラスフェッド乳製品ブランド。グラスフェッドは環境負荷が低いこと、乳牛が放牧場を自由に歩き回る事で心身ともに健康でアニマルウェルフェア(動物福祉)の観点でも優れている。

    コンビタ

    自然との共存こそがCOMVITA社の主たる目的とし、より良い世界を後世に残したいという大きな願いを反映し、サステナビリティと自然保護の目標を従業員全員に浸透させる「ハーモニープラン」を作成。カーボンポジティブやミツバチの保護、植林や社会貢献度の高い環境活動および社会活動に継続的な寄付を行っているマヌカハニーのリーディングカンパニー。

    モツエカクリームリーアイス
    年間を通して牧草地で自然放牧された”グラスフェッドミルク”をベースにしたアイスクリームブランド。ニュージーランドでは搾乳量増加のための成⻑ホルモン使用を禁止しているため牛は自然にのびのびと暮らし、ストレスフリーだからこそ高品質な生乳となる。

    オーラキング
    海の和牛と称されるほどのプレミアムなキングサーモン。世界一キレイな湧き水とともに30年以上独自に築き上げてきた繁殖プログラムや、サステナビリティと魚の健康面に配慮し、⻑期的な視野を持った海水での飼育管理を実践。世界水産養殖連盟(BAP)や厳格な審査機関からも評価を得ている。

    ヴィラ・マリア
    「サステイナブル・ワイングローイング・ニュージーランド(SWNZ)」加盟。二酸化炭素排出量の削減、生態系維持のための植栽、様々なリサイクル活動と合わせて2023年からは従業員の労働環境の保護にも力を入れている。1999年から有機栽培も開始し、一部の畑はバイオグロ(NZ最大のオーガニック認証機関)の認定を受けている。

    ▼今回の2皿を形にしてくれた十楚シェフ

    1977年11月生まれ。大阪から東京へ上京し、料理人歴は22年。
    首都圏フレンチレストラン、ホテルで修行した後、三井ガーデンホテル銀座内レストラン sky / 西鉄ソラリアホテル内レストラン Fututoshi / 各店舗料理長にて勤務。
    のちに札幌レストランと合わせ、社内3店舗の統括料理責任者として勤務する。
    その後、銀座FARO を経て、現在の銀座Opuses料理長となる。
    コース料理を中心に、季節感のある素材を活かし、レストランの楽しさを感じられる一皿を提供しています。

    ▼NZワインを最高のペアリングでお届けしてくれるソムリエの石丸GM

    長崎県佐世保市出身、大学卒業後、福岡市内のホテル、ニューオータニ 博多、全日空ホテル、ホテルオークラで勤務を経て、中国料理『聘珍樓』 へ入社。ワインと中国料理の魅力に目覚めてソムリエ資格を取得。28歳、最年少の支配人として福岡店、溝口店、吉祥寺店の店舗にて勤務し、 聘珍樓シェフソムリエとして就任、その後、サービスを追求する為、二つ星中国料理『桃の木』の支配人としても活躍する。

    2018年より、ユニマッ トの青山牛彩、イルピノーロ銀座・青山の支配人として従事し2023年7月よりOpusesのディレクター/ソムリエに就任。

    ーーー

    FARMER YOU INC 企画全体考案、参加企業調整、デザインディレクション
    TRANSIT GENERAL OFFICE メニュー開発、デザイン各種、レストラン運営

    ニュージーランド貿易経済促進庁 企画進行協力

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    2024 HAPPY HERB IPA

    今年も出来ました!

    昨年あまりにも一瞬で完売してしまった千葉県鴨川の里山再生に取り組むエディブルフラワー農家naemeのハーブを使用した、夏にぴったりなHAPPY HERB IPA。

    その年ごとに変わりゆく里山や植物

    それを見事に反映し具現化し象徴するかのように、今年のハーブは昨年とはまた変わっていて、もちろん味わいも昨年とは全く異なります。

    セントジョンズワート(別名ハッピーハーブ)、 アーティチョーク(カルドン)、ヤブニッケイ、バクチノキ、ヤブミョウガ、ニガヨモギなどなど、、、

     里山でのびのび育ったこのハーブたちは、同じく千葉県にある自然からの小さな発見を形にする蒸留所mitosaya で丁寧に蒸留していただきました

    そして蒸留されたハーブ水は、ゼロウェイストを掲げる徳島県上勝町にあるブリュワリー KAMIKATZ BEER で最終の形にしていただきました。

    イラストは昨年のパッケージ同様にnanamyさんのパッと見ただけで夏の降り注ぐ日差しとビールの最高な瞬間を彷彿させてもらえるデザイン。

    なんて贅沢なプロジェクトメンバーでしょう。

    そして今年は、売上の一部を千葉県鴨川に開園させた農地公園 Soil to Soul FARMPARK@鴨川 へドネーションすることとしました。

    この”今年の”HAPPYなハーブビールが、異常な猛暑が続く”今年の”夏の素敵な瞬間に沢山寄り添えますように!

    ーーー

    FARMER YOU INC 企画全体考案、参加企業調整
    RISE & WIN Brewing Co. 商品開発、製造販売

  • 2024 究極のシューアイスのサムネイル

    2024 究極のシューアイス

    オリジナルベイクブランド「PUFFZ」のザクザクなシュー生地にマダガスカルのAgroforestry(森のような農園)で栽培されたアグロフォレストリバニラを贅沢に使用したアイスクリームを挟んだ「究極のシューアイス」を2021年から毎年夏季限定企画として日本各地でPOP UPを実施しています。

    本企画は、Co・En Corporation、Handels Vagenとの共同開発。

    6月から8月末まで、初年度はマダガスカル大使館の公認企画として東京を皮切りに名古屋→大阪→福岡の4都市で2500個以上を販売。

    以後、開催都市・企画参画店舗を順次増やし、宇都宮・札幌・和歌山でも実施致。

    4年目となる2024年は、9店舗で6月から8月末まで各地独自のアレンジも加えながら実施。

    毎年拡大する本企画。

    エシカル消費、SDGs、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブ、、、

    地球環境は刻一刻と変化し、私たち大人の消費活動や生活における価値観が次世代にバトンを繋ぐ大きな要素として、その真価が問われる現代ですが、

    何はともあれ”究極に美味しい”このシューアイスを食べて

    ただただ「美味しい!」と実感して頂きたい。

    そして自分の選択したこの消費が、当たり前に沢山の生産者や作り手と、そこに確かにあるストーリに繋がっていることを想像するに至って頂けたら

    こんなに嬉しいことはありません。

    ▼2021年Hanako サスティナブルスイーツ大賞受賞。

    企画参考記事:https://hanako.tokyo/sustainable/235847

    ※売り上げの一部(売価の2%)は国際NGOであるMADAGASCAR FAUNA AND FLORA GROUP(MFG)にドネーションしています。

    ーーー

    FARMER YOU INC 企画全体考案、参加企業調整、デザインディレクション
    HANDELS VAGEN 商品開発、製造販売

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    2024 萩の夏みかん 全果ペースト&100%ジュース

    長い歴史の中で引き継がれてきたひとつの果樹園が、2年前に後継者不在により1度途絶えた。

    そうやって次の世代の担い手不足によって放置が続いてしまうと”耕作放棄地”と呼ばれ始める。

    今回の萩の夏みかんプロジェクトは、”耕作放棄地”になりかけていたその場所を再開させた「原点回帰」の果樹園

    これまで確保されていた作物の出口は引き継がれず、「おおよそ3トンの夏みかんがある」と話を聞いたのは今年の年明けのこと

    3月から4月の最旬時期にめいいっぱい太陽を浴びて実った夏みかんは

    フレッシュのままレストランで美しいデザートに姿を変えたり

    100%ジュースとして沢山の企画賛同店舗で現在提供されています

    そして当たり前に皮まで食べられるから、皮も種も夏みかんの全てをペーストにして、同じくレストランパティシエによって美味しいデザートになっています。

    美味しいモノが美味しい状態で消費者の手に届き

    そして新規就農者、しかもオーガニック果樹園とゆう手間や労力に敬意を払い

    思想としても経済としても土壌としても食の安全としても

    より良い未来へと繋がるように想いを込めたプロジェクト

    チャンスがあったらお店で是非味わってみて下さい

    展開店舗はこちら↓ (2024年5月1日時点)

    ▼東京

    CIRPAS

    BISTRO CAFE LADIES & GENTLEMEN

    Dining 33

    Little Darling Coffee Roasters

    Opuses

    Pacific BAKE HOUSE

    Pacific DRIVE-IN LUMINE EST SHINJUKU

    THE STAND

    THE THEATRE TABLE

    THE TEST KITCHEN

    THE UPPER

    ▼神奈川

    Pacific DRIVE-IN

    ▼愛知県

    THE GATEHOUSE

    ーーー

    FARMER YOU INC 企画全体考案、参加企業調整、デザインディレクション
    岡田商店 商品開発、製造販売

    グランゲート 商品開発、製造販売

  • Soil to Soul FARMPARK@鴨川のサムネイル

    Soil to Soul FARMPARK@鴨川

    千葉県鴨川市の山側

    子供が自由に走ったり、学校のあと集まって遊んだり

    小さな子ずれでちょっと外遊びに行ったり

    そんな親同士や地域の人が交流したり

    そんな”公園”が無い

    代わりにあるのは、担い手不足や様々な理由で放置されてきた農地

    所謂「耕作放棄地」

    FARMER YOUの商品「HAPPY HERB IPA」がきっかけで知り合った苗目の井上さん

    もともとは何かとお世話になっている環境コンサルの武末さんが、井上さんとFARO加藤さんと一緒にトークイベントに登壇さえて

    その時にご紹介頂いたのがご縁

    この人となんか一緒に作りたいナーと思ってひらめいたのが、井上さんが里山や環境再生をしながら手掛けるエディブルフラワーを使ったビール

    思い立ったらすぐに電話して一言「ハーブでビール作りませんか?」

    それまで最初にお会いした日から特に何のやり取りもしていなかった私からの突然のビールを作ろうの電話に

    「ちょーどビール作りたいとおもってたんですよー!」と、被せ気味に言われたのを今でも鮮明に記憶しています。

    HAPPY HERB IPAについてはコチラ

    お気づきの通り、何でも物事の判断と進行が速い、早すぎるのが井上さん。

    あっという間に私は当時所属していた親会社トランジットで井上さんのシェアファームを借りることになり、沢山のことを話ている間に

    気が付くと一緒に農地公園の社会コミュニケーション担当として、鴨川市内の大手企業の代表に説明したり、市長や教育委員長にお話ししたりしていました。

    そしてFARMER YOU法人化してまもなく、この鴨川の農地公園を維持管理していく為の一般社団法人Soil to Soulを4人の面白いメンバーで設立し、2024年4月末に開園となりました。

    耕作放棄地をこの土地と子どもと未来の為に活用した今回のSoil to Soul FARMPARK@鴨川は、今後も日本各地に広がる耕作放棄地の新たな活用事例として

    ここを拠点や実際に見に来て頂けるモデルケースとして展開していきたいなと考えています。

    一般社団法人Soil to Soulの使命は、再生農業、オルタナティブ教育、循環型経済の原則を中心とした、レジリエンス (柔軟性や回復力)がある持続可能なコミュニティを創造することです。

    私たちの中核となる価値感(コアバリュー)は次の通りです。

    ・コミュニティ促進 – 自立、協力、知識共有を育み、コミュニティの力を促進する。

    ・環境スチュワードシップ – 土壌と生態系を癒し回復させる再生農業の実践を通じて、デザインしすぎず、自然界を尊重し、配慮する。

    ・総合的教育 – 心、体、精神を統合した変革的な学習体験を提供する。

    ・創造的表現 – 様々な芸術的・文化的表現を奨励し、イノベーションの種を育む。

    ・倫理的リーダーシップ – 熟考し、包括的で責任あるリーダーシップを体現する。

    社団法人のHPも、良かったら覗きにきてください。

    Soil to Soul FARMPARK@鴨川

    2024.05.02
  • MADAGASCAR VANILLA MILKSHAKE IPAのサムネイル

    MADAGASCAR VANILLA MILKSHAKE IPA

    ゼロ・ウェイストタウン徳島県上勝町にあるブリュワリー「RISE&WIN Brewing Co,」 とCo・En Corporationとのコラボレーション。

    「究極のシューアイス」企画にて、バニラアイスクリームを作る際に生乳で煮たバニラを乾燥させた”出がらしバニラ“を使用することで誕生した商品。

    2021年から継続している冬季限定商品。2022年には飲食店からのリクエストを受け、業務用の「樽」出荷も開始。

    日本各地のこだわりのクラフトビールを扱う飲食店に取り扱って頂いています。

    上品なスイーツのようなユニークなクラフトビール。

    2023-2024年 今季販売中

    https://shop.kamikatz.jp/c/all/beer/season_collab/ber-btl330-s03-010

    ※売り上げの一部(1本につき15円)はMFGにドネーションしています。

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    低利用魚(あいご)のバリカツバーガー

    対馬の磯焼け(海藻郡の消失・海の砂漠化)の一因となっている低利用魚「バリ(アイゴ)」

    市場では値がつかず、“低利用魚”や”未利用魚”に分類されるバリに新たな価値を吹き込み “美味しく食べる” ことで「藻場」の再生を願う企画

    2021年に対馬に移住したMIT吉野さんからのご紹介で、この「厄介者」とされているバリを地元漁師から買い取り、食に活用しはじめた地元の水産加工企業「有限会社 丸徳水産」さんに出会いました

    これが正に運命の出会い

    コロナ真っ最中、色々な思考を巡らせて、それでもやっぱり現地へ行き、自分の目でみて、自分の耳で現場の話を聞かないことにはなにも浮かばないと

    福岡に移住していた信頼のおけるシェフに声をかけ一緒に初の対馬へ

    福岡からプロペラ機に乗り換えて到着した対馬

    コロナ前は40万人の韓国からの観光客が訪れ、日本人観光客は圧倒的に少なかった島

    国境の島

    最初に降り立った時に、僅かにのこっていた藻場

    この藻場は、翌年再訪した時には消失していました

    陸上から見ると、藻場が消えた海は太陽の光を遮る海藻が何もないので

    光を反射してとても綺麗な青色をした、さもリゾート地の白浜みたいに見えます

    陸に暮らしていると、なかなか実感できない海の変化

    海の恵みを原資に生活している島の人たちには、もうずっと前から脅威だった海の変化

    いつから、どのエリアで、どんな魚がどの季節の温度で活動しつづけ、どんな海藻が消えていっているか

    沢山の生きた情報を丁寧に記録されていて、データとして視覚と脳で、そして圧倒的で壮大な自然の変化とその脅威を肌で感じることができました

    ここで出会った漁師兼水産加工会社である丸徳水産さんと、福岡の眞貝シェフと、対馬に移住したMITの吉野さんの協力によって、この「バリ」を加工しフィッシュカツにする長い開発が始まりました

    島内各地で水揚げされるこの「バリ」を集め、島内物流に乗せ丸徳さんへ集め、丁寧な下処理がされて眞貝さんのレシピで下味がつけられる

    この流れが構築され、商品として届くのに、おおよそ2年の歳月を費やして開発しました

    TOPに置いたキービジュアルには、豊かな海藻とその藻場に生息する貝類などを散りばめ、海と共に生きる方々の藻場再生への願いを込めました

    独特の臭みを最大限抑える下処理をしたバリは、衣付けされたフィッシュカツの状態で全国さまざまな業態の店舗で、それぞれのスタイルにてメニュー提供中です

    本企画は、継続して商品を製造し、取扱店舗を募集しております。

    ご興味がある方は「問合せ」フォームよりご連絡ください。

    2024.02.20
  • 継続企画「ICECREAM for BIODIVERSITY」のサムネイル

    継続企画「ICECREAM for BIODIVERSITY」

    生物多様性

    一言では言い表せないこの概念を様々な角度から表現し、それぞれの理解を促し、そしてよりよい社会と環境に向かって様々な選択を重ね実現していく。

    次世代にバトンを繋ぐ。

    こと生物多様性に関しては、その存在是非も様々ある中で、最も社会に対しこの概念の重要性を伝えていきたいと願っている場の一つが「動物園」であり「水族館」やその他動植物園であると考え始まりました。

    10年20年30年後の世界を担う子供達や次の世代に、この地球がそこに存在する全ての命の繋がりで成り立ち
    お互いを思いやる気持ちや想像力、知性や経験でより良い方向へ進化していってほしいという壮大な想いを込めたプロジェクトです。

    キャッチーで、且つメッセージを伝えやすい商品を、伝えやすい場所で。

    動物園や水族館の既存飲食店で本企画商品のアイスクリームを仕入れる段階でドネーションが発生する仕組みを整え、企画参画している日本中の動物園・水族館を横軸で繋ぎ、また、ドネーション提携先のMADAGASCAR FAUNA & FLORA GROUP(MFG)とマダガスカル現地からバーチャルツアーを実施したり、専門職員同士の情報交換会なども計画予定。

    ※ドネーションは売値の2%。国際NGOである前出のMFGへ寄贈し、マダガスカルの自然保護や次世代の教育に活用されます。

    本商品は現在、大阪府万博公園に位置する生きているミュージアム ニフレル にて販売中。

    企画参画頂ける動植物園を随時募集しております。

    お問合せはサイトのフォームよりご連絡ください。

  • COMMON POINT出店のサムネイル

    COMMON POINT出店

    福岡のFMラジオ「LOVE FM」と「Patagonia」が主催するイベントにお声がけ頂き
    FARMER YOUとして初めてのイベント出店を実施。
    対馬の「バリカツ」を販売する加工元であり漁師でもある丸徳水産さんもお呼びして
    九州大学×Patagoniaのトークイベントへも登壇して頂きました。


    海のリアルに向き合い、ポジティブなビジネスへ展開するチャレンジをしている丸徳水産さんだからこそ
    話す言葉に重みがある
    机上の理論や数値では計り知れない、そこに生活する人達の想いや現場のリアルをバリカツバーガーの「美味しい」に詰め込んで
    イベントが生み出す素敵な交流とそこに流れる心地よい音楽とともにお届けしてきました。

    COMMON POINTとは:

    『海とつながる』をテーマに掲げた新イベント「COMMON POINT」

    10月14日および15日に福岡市中央区天神中央公園で開催。穏やかな秋空の下で、海が私たちにもたらす豊かさと、海が直面する環境課題について、食や音楽を通じて深く理解する機会となりました。

    イベント記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/57bf83f354e2a85e090344b767d7546358ee0d20

    2024.02.19
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    HAPPY HERB IPA

    ゼロ・ウェイストタウン徳島県上勝町にあるブリュワリー「RISE&WIN Brewing Co,」 とのコラボレーション第三弾。

    千葉県鴨川を拠点に高品質で希少性の高い、食材としてのハーブ・エディブルフラワーの栽培、自生植物の採取を行う傍ら、里山再生、そして新たに耕作放棄地の活用にも乗り出した農地所有適格法人のnaemeとのトリプルコラボ企画。

    ハッピーハーブ/サンシャインハーブと言われる【セントジョンズワート】、スペイン語で“良い草”という意味をもつ【イエルバブエナ】、 不安や憂鬱を改善し気分をリフレッシュしてくれる【イブキジャコウソウ】などその名の通り“ハッピー”なハーブを使用し、「mitosaya」薬草園蒸留所の協力でハーブ蒸留水にして、しっかりとした味わいのIPAと合わせ爽快に仕上げたドネーションビール。

    この製品1本につき15円が、naemeの里山から世界の生物多様性保全に繋がるよう、国際環境保全団体のMFGへドネーションされ、生物多様性の維持保全と次世代の育成に活用されています。

    2023年 数量限定販売。

  • 伊勢志摩海のパエリアのサムネイル

    伊勢志摩海のパエリア

    アーティストユニット「In-yo(陰陽)」と協業企画した「EAT to KNOW」プロジェクト。

    伊勢志摩近海の海洋変化で爆発的に増加している海のギャング「ウツボ」を資産化し、その需要拡大と市場価値の構築、低利用魚の食文化定着を目指し実施。

    伊勢志摩は志摩スペイン村があることや、合併前はバレンシアの一部と姉妹都市提携していたこと、またスペインにはウツボの食文化があることから、東京渋谷のバルセロナ発パエリア専門店〈XIRINGUITO Escribà〉のシグネチャーメニューとコラボレーションし「伊勢志摩 海のパエリア」を2023年4月から10月の期間限定で販売。

    ウツボ・真蛸・伊勢海老

    ウツボは真蛸を捕食し

    真蛸は伊勢海老を捕食する

    それゆえ伊勢海老はウツボの後ろに隠れて暮らす

    この共生関係にあった3者が、海女さん(伊勢志摩は海女さんが多く、国の重要無形民俗文化財に指定されている)の話によると

    もう随分と前からウツボばかりになってきた実感があったとか

    伊勢志摩を実際に訪れ、伊勢志摩の漁師兼水産加工会社と共に企画着手した時には例年よりかなり少なくなったものの水揚げのある状態だった真蛸は

    企画を実現した翌2023年には水揚げが0に

    渋谷のレストランで企画実施した際のメニュー表記・・・

    地理的特徴や産業構造が似ていることからスペイン バレンシア州と姉妹都市提携をしている三重県。伊勢志摩の近海はリアス式海岸の複雑で入り組んだ地形がもたらす豊かな生態系が育まれてきましたが、近年の地球環境変化により普段目には見えない海の中でも、大きく生態系バランスが崩れはじめています。

    伊勢海老を捕食する真蛸、真蛸を捕食するウツボ、ウツボに隠れる伊勢海老という三角関係が成り立っていた伊勢志摩の海は、近年の様々な地球環境変化により真蛸が減少、ウツボの個体数は増加。捕食するものを求め共生関係にあった伊勢海老をウツボが捕食し始めてしまいました。2022年には遂に伊勢志摩での真蛸の水揚げは0に。ウツボが増えすぎてしまった今、里山と同じ考えにて人間の手をいれ、今ある資源に価値を見出し私たちの食文化を適応させていく必要があります。

    今回当店で提供する「伊勢志摩の海のパエリア」は、このウツボ・真蛸・伊勢海老で当初計画がスタートしましたが、真蛸の水揚げが0になった今、テーブルに提供するパエリアからも「真蛸」は消えました。私たちが豊で永遠にあると錯覚している魚介類の種それ自体や漁業関係者が直面している迫りくる危機感をお伝えできればと考え、本メニューの提供を開始致しました。

    EAT TO KNOWとは:

    「知ってほしい食のこと」 を「美味しく食べて学ぶ」ことで未来に残すプロジェクト。

    「情報性の高い芸術表現」を通じて直接的に人の心に訴えるアーティストユニット“In-Yo(陰陽)”と食を介して環境問題にフォーカスする「FARMER⇄YOU PROJECT」のコラボ企画です。

    In-yo(陰陽):http://in-yo.jp/

    企画内容参考記事:https://ignite.jp/2023/04/529901/

    2024.02.19
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    MADAGASCAR SPICE LEMONADE SAISON

    ゼロ・ウェイストタウン徳島県上勝町にあるブリュワリー「RISE&WIN Brewing Co,」 とのコラボレーション第2弾。

    マダガスカルのAgroforestry(森のような農園)で栽培された「アグロフォレストリスパイス」を使用。

    徳島県と香川県の無農薬レモンをベースに、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、ワイルドペッパー、グローブのほか、シナモンなどの野生的な力強さと気品ある「アグロフォレストリスパイス」に爽やかな香りを放つミントを加えたスパイシーかつ、残暑にぴったりな清涼感のあるビール。

    ※売り上げの一部(1本につき15円)はMFGにドネーションしています。

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