JOURNAL ジャーナル

鹿児島

2025.01.14
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Written by
ayumi tao FARMER YOU

1月も半ばですが、明けましておめでとうございます。

今年最初はブロッケン現象に歓迎されながら、鹿児島を訪問してきました。

突然の、鹿児島。

何でかというと、現在FARMER YOUでインターンをしてくれている子がFARMER YOUの前にインターンしていたのが鹿児島の漁師さんのとこだったというご縁。

彼がインターンしながら間近に見てきたかっこいい大人、現実を直視し、100年先の漁場や自分たちの漁場以外、日本や世界の漁場の為に研究を進めるかっこいい漁師が情熱を燃やす月日貝を、FARMER YOUで企画にしたいという事で。

百聞は一見にしかず

11月からバタバタと企画を組み立て、色々と調べ、事前知識を詰め込み。

そんな年末を過ごし、いよいよ鹿児島へ行ってきたのです。

水揚げされたばかりの月日貝

美しすぎて言葉を失うほど、美しい。

そして裏は白。この赤と白の対比が月と太陽になぞられ、月日貝。

もうその時点で神秘的。

電子顕微鏡で見せてもらった月日貝の幼生

これもまた、めっちゃ美しい

月日貝の種苗研究をしている吹上浜の未来を考える漁業者たちのラボを案内してもらい、この漁場の未来を語らい、現在ではなく常に未来の為に活動する漁師と、その熱量や人間自体に魅了されて集まる人々に

希望という何かすごく神々しくて力強いものを感じたご対面でした。

そして今回はこの美しい貝の貝殻も何かに活用したいと考え、県内の土器作家さんにお願いし、

貝殻を練りこんだ器を作陶いただきました。

鹿児島の土を崖に採取しにいき、濾し、洗い、天日干しして、加水して、、、粘土になる前の段階で既に物凄い工程。

それを全て自らの手作業で行い、そして貝殻を焼き、砕き、粘土に練りこむ。

2つとして同じ表情の器は無い。

貝殻の痕跡を感じる器の表情が1つ1つ楽しい。

作家さのるりさんの自然体で、且つすごくしなやかにこの土地に向き合う様や、月日貝やそれに携わる漁師の情熱まで感じさせる器になってました。

↑焼成後の貝殻はもはやアンモナイト感。

鹿児島、最高だ。

企画の全貌は2月末頃には完成する予定です。

お楽しみに!!!